東南アジアからの観光客
観光ビザの発給条件の緩和により、
日本へ観光に来る人が非常に増えた、
マレーシアやインドネシアの人たち。
彼らのほとんどははイスラム教徒です。
イスラム教徒を英語では’muslim’(ムスリム)と呼びますが、
彼らとお話する際何をネタにすれば一番食いつきが良いでしょうか?
’Ramadan’というキーワード
答えは、
「今年の断食(Ramadan/ラマダーン)はどうでしたか?」
というキーワードです。
イスラム教徒にとってこの断食は毎年の一大行事ということで、
彼らにとって非常に大きな意味を持ちます。
断食になると日の出から日の入りまで一切の飲食を禁じられ、
敬虔なイスラム教徒は唾すら飲み込むことを自分に課している人もいるとか。
それくらい過酷なモノです。
ですから日が落ちると彼らはむさぼる様に食べ、
日の出前にはまた食いだめともいえるような食事を取ります。
体には非常に負担がかかって健康にはよくないですが(笑)。
したがって彼らにとって「断食明けの大祭」は断食と同じくらいの大きなイベントです。
この時期はちょうど日本で言えばお正月に匹敵するような非常にめでたいことで、
辛い断食に耐えたということで特別なお祝いの食事をします。
またこの時期は職場や学校がお休みになる長い休暇期間で、
お金がある人たちは海外へ旅行に行く人も多いですし、
交通機関や宿泊施設も非常に混雑します。
彼らにとっての大きな’Holiday’
日本に来ているマレーシアやインドネシアの人も、
この断食明けの大祭で来ている方もいらっしゃいます。
マレーシアでは英語は公用語。
クセはありますが、英語を普通に話します。
彼らも「英語のネイティブ」です。
こういう方々には’Ramadan’という言葉は重要なキーワードです。
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