海外メディアの英語ニュース番組
「英語ニュースは英語をマスターするための良い教材」
こんな話をよく聞きます。
自分もABCニュースシャワーというNHK-BSの番組を紹介しました。
確かにニュースの英語はup-to-dateでホットな英語表現やよく使われる表現、
オフィシャルな表現・単語等が出てきて非常に勉強になるのは確かです。
しかし、英語を学習する上でお勧めなのはこのようなABCやBBCではなく
「日本のニュース番組の2ヶ国語放送を聞く」
ということです。
その理由
こう申し上げると、ご覧になっている方から
「えー(・・?。アメリカやイギリスのニュースじゃダメなの?ABCやBBCのほうが良いんじゃないですか?」
という声が聞こえてきそうです。
しかし、これには理由があります。
というのは、
「海外のニュース番組だと英語を聞き取れても内容が理解できないケースもあるから」
です。
つまり、日本とアメリカやイギリスはニュースのネタとなる
政治や経済、文化のシステムや慣習、考え方の違いなど
基礎事情を知らないと理解できないものが多いのです。
スコットランド議会の謎
たとえば自分がイギリスにいた頃、
BBCでスコットランド議会のニュースが流れていたのですが、
自分は、
「日本と同様スコットランドもイギリスの一部だからロンドンの議会で決めてしまうんじゃないの?
なんでスコットランドで議会あるの(・・?」
と思っていたら、
全部が全部そうではなくて、
スコットランド議会でかなりの広範囲に亘って議決できるということをあとから知りました。
このように英語の内容は聞き取れても
「内容がわからない、ピンと来ない」
ということはアメリカやイギリスのニュースならば十分起こりえます。
長くなりそうなのでこの辺で一旦切ります。
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